夏の感覚

長竹灯籠1700個を 粟津海岸に並べる作業。

子どもたちも、一緒に。


夏休みの 『 記 憶 』 

おばあちゃんの家。

畳の部屋に 並んだ布団と 蚊取り線香の香り。

トウモロコシ。

海水浴。

日焼けで赤くなった肌が

白いシーツに触れてヒリヒリして少し熱い。


いつまでも忘れない感覚。

粟津の子どもたちが

暑い砂の上に、竹灯籠を海岸いっぱいに並べた記憶は

きっと、何年・何十年、ずっと記憶に残り

さらさらとした砂の感触や

竹の香り、綺麗に並んだ竹灯籠の景色が ” 感覚 ”となる。

その時に、一緒にいてくれた大人の大きな存在を、感じる時がきて

また、子どもたちに、と受け継がれていく。


『  子どもの頃、ショロショロマノボンダてて、唄いながら

 中学生が 面倒見てくれて、みんなして たいまつもって走った  』


とても美しい景色だったと、60年以上前の 話してくれた方は、

その時の景色を、感覚を、子どもたちに伝えたいと思い

長竹灯籠の行事を、復活させて下さったのかもしれない。

粟津発奥能登GIAHS的ライフスタイルジャーナル

能登半島の さいはて 珠洲市三崎町『粟津』から ジアス (GIAHS-世界農業遺産)的ライフスタイルを発信

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