黄金色
いよいよ、新米の季節。
待望の秋晴れ。
真っ青の空の下、広がる黄金色。
一斉に始まった稲刈り風景。
水が張られていた田んぼは
稲刈りのため、水を抜いて乾かす。
粟津の田んぼにたくさん住んでいる
『 どじょう 』
彼らは、水路に戻るか
田んぼの土の中に潜る。
自分の体長よりも深いところまで
潜る事ができるそう。
土が乾いても
機械が田んぼに入っても
私たちの見えないところで
『 どじょう 』は、この田んぼに
暮らし続けている。
採れたての新米の季節。
今年から始まった農家直送のお米の販売。
みなさまのお手元にもそろそろ
奥能登粟津のお米が届きます。
能登の豊かな里山里海が育んだお米。
このお米たちが
粟津を、珠洲を、石川県を離れて
遠くの街に運ばれていく。
そばで見ていただけの私でも
なんだか少し寂しい気持ちや心配な気持ちになる。
娘がお嫁に行く、お母さんの気持ちのような。
美味しく、大切に、食べてもらえますように。
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