変化する世界で『 なくさない 』

粟津地区の田んぼには

珠洲市の NPO法人 能登半島 おらっちゃの里山里海 と

一緒に公益信託サントリー世界愛鳥基金の支援を受けて

取組んだ活動で魚道が設置されている。


2015年から2018年の3年間の取組みの中で

3つの魚道が付けられているが

最後の年の魚道 『 3号魚道 』は

現在、水が通っていない。

粟津村おこし推進協議会の目標の1つは

この魚道に水を通し、どじょうが遡上できるようになること。


現在の3号魚道の様子。

どじょうは、この魚道の中を、水の流れに逆らって遡上し田んぼへ。

そして田んぼの土の中で冬を越します。

飛来した朱鷺は田んぼの土の中のどじょうを見つけて食べる。

ずっと昔から繰り返されてきた自然のサイクル。

過疎化や担い手不足で広がる、耕作放棄地解消のために工夫されたほ場整備。

耕作放棄地だった場所で再度、農業ができるようになり

次は、生きものが暮らせるように。

日々、さまざまに変化し続ける世界の中で

過去の姿には戻れないけれど、新しい形で始めて、なくさない。


この3号魚道に、どじょうが遡上する姿を

粟津村おこし推進協議会を応援してくださる

みなさんと一緒に見れる日が、1日も早く来ますように。



粟津発奥能登GIAHS的ライフスタイルジャーナル

能登半島の さいはて 珠洲市三崎町『粟津』から ジアス (GIAHS-世界農業遺産)的ライフスタイルを発信

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